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ダイエットで体重が減らないのはなぜ?短期的な思考が失敗の原因に

体重減らないと嘆く女性

卒業式や結婚式、久しぶりの友人との再会や大好きな人とのデートなど、大事な予定を間近に控える女性にとって、短期間で痩せるというダイエットの広告は非常に魅力的に映ります。多くの女性がその日のために、少しでも綺麗な自分でいたいとダイエットに励むのではないでしょうか。

しかし、大事な日が近づくにつれ、体重が全く減っていないこと(むしろ増えていたり)、新調した洋服が入らないことに気付き大きなストレスを抱え、楽しみだったはずのその日が悪夢のように感じられるといった経験があるかもしれません。こちらではそんな悩みから解放される考え方についてお話しします。

目次

体重は一直線に減ってくれないことを理解する

もしあなたがダイエット中で今朝体重計に乗ったところ0.5キロ増えていたらどう感じますか?多くの女性は太ったことに焦りここ数日に食べた物を思い出しては、やはり昨日の夜に食べたクッキーがいけなかったのかなど、あれこれ悩み始めるのではいでしょうか。人によっては1日ブルーな気分で、なんとしてでも明日体重計に乗るまでに0.5キロを減らさなければという強迫に駆られるかもしれません。

多くの人がダイエットは体重が減り続けるのが上手くいっている証拠だという思い込みがあるからですね。けれども、正しい減量は体重が階段式に、減っては増えてを繰り返し、長い目を見ると落ちていくという図式になります。

私たちの祖先は食べものが十分でない厳しい環境で生き抜いてきました。名残として、ダイエットで体重が減っていくと、私たちの身体はそれを危機的な状況だと判断し、消費エネルギーを減らし、栄養吸収能力を高めることで、少ないエネルギーでも体重を維持するよう働きます。

いわゆる「停滞期」ですが、しばらく体重が落ちた状態が続けば、身体はその体重でも生きていくことができると判断し、ふたたび体重は減っていきます。

停滞期はダイエット中は何度も訪れるもので、体重が一時的に増えてしまうこともありますが、焦らずに普段通りの生活を続けていきましょう

さらに、女性に関しては生理現象で1ヶ月のうちでも脂肪を溜め込む時期とそうでない時期など、ホルモンの影響も多くあるので、男性よりも一直線で体重を減らし続けるというのは難しいのも事実です。

階段式に積み上がるブロック

停滞期中に焦ってダイエットするとどうなる?

停滞期中や痩せない時期などにダイエットすると、結論、確実に太ります。

筆者も何度も痩せないイライラに見舞われたことがあります。その時とる行動としては、やはり極端な食事制限になります。

ですがそもそも痩せないことにストレス溜まっている状態で、食事をコントロールすることは、痩せないストレスの上に、食べれないストレスの二重苦を与えるようなもので、決してうまくいきません。

数日だけなら食事制限はうまくいくかもしれません。けれども長期的なスパンで見ると長続きはしません。

ストレスは食欲を増加させますので、結果的に食べ過ぎ、過食に繋がり、気付けばわずかな体重増加だったものが、もっと大きいものに変わってしまったといったことも多々ありました。

今思えば停滞期でも焦らずに、ある意味では”自分が太っていると思う”状態を受け入れ、普段通りの食事や生活をすることが痩せるための近道でした。

体重が減らない時期は無理して痩せようとせずに、一旦痩せたい気持ちから離れて、自分が楽しいと思うことをしましょう。我慢した挙句のジャンクフードの過食ではなく、美味しいケーキを心から味わって食べてみるのも大正解です。

リラックスする女性

体重計に乗らないことが痩せる近道

ではそもそも、体重の増減に左右されない生活を送るにはどうしたらよいのでしょうか。
答えは簡単です、体重計に乗らなければよいのです。ダイエット中に毎日体重計に乗ると数グラムの体重の変化にまで敏感になってしまいます。

巷では、毎日決まった時間に体重計に乗ることでダイエットを成功させる方法があります。翌日の体重が増えていたら、その日の食事を減らしたり運動を増やしたりすることで、体重をコントロールしましょう、というものですね。(筆者は体重をコントロールしようとする発想はあまり好きではありませんが)。

確かに体重計に乗ることで毎日の食事や運動が体重に与えている影響がわかるというメリットがあるかもしれませんが、体重は食事と運動量だけで変化するわけではありません。ホルモンや身体に溜まっている水分量、最後に食事をしてから体重計に乗るまでの間隔が違っただけなど、さまざまな条件・要因に左右されます。

にもかかわらず、人によってはそれらの事実を無視し、少しでも体重が増えただけで大きなストレスを感じる人がいます。ストレスはダイエットの大敵で、体重計に乗ることがかえって体重増加をもたらしてしまうことが往々にあるのです。

筆者も体重計の数値に一喜一憂する毎日でした。体重が増えてしまった日は1日中ブルーで、いかに今日の食事を減らせるかを考えてばかり。食事を減らした翌日に体重が減っていない、むしろ太っていた日なんかはまさに絶望でした…。もちろんそこからどうなるかというとストレスから食べ過ぎに走ります。

逆に体重が減っていた時はどうなるかというと1日ハッピーです。しかし、せっかく減ったのにいつかまた増えてしまうのではないかという恐怖がついて回ります。

体重の数値はあくまでも目安です。わずかな変化でさえも一喜一憂するのであれば、体重計に乗ることはおすすめしません。

体重計に乗って悩む女性

体重計は全く乗らなくてもいいの?

もちろん必要なければ乗る必要はありませんが、およそ何キロであるかは定期的に知りたいですよね。

体重計の数値を見ても一喜一憂せずに受け入れられる状態の方であれば乗ることは問題ないと思っています。

ただし、体重計に定期的に乗る際のポイントは、たとえ1〜2キロ増えていてもしばらく見守る気持ちで、普段の生活を続けることです。いっときの体重に左右されずに”長期的に痩せる”というマインドが持てるかが大事になってきます。

筆者も以前に比べ多少体重が増加していてももう少し長い目で見ようとその日一日ブルーで過ごすことがなくなってきたので時々乗るようになりました。しかし、気をつけないといけないことがあります。

健康的な生活を送っていると体重が自然に落ちていきますが、今度は体重が減っていく嬉しさからもっと減らしたい気持ちになってしまいます。すると逆にちょっとした食べ過ぎなどで太ってしまった場合の落ち込みが非常に激しくなってしまいます。

もしまた体重によって感情が左右されてしまう状態になってしまった場合は、また体重計から離れて毎日を過ごすようにします。忘れた頃にはまた体重も落ち着いていることが多いです。

日常生活を送る女性

長期的に痩せるマインドになるためには

ダイエットで上手くいくコツは、”長期的に痩せる”というマインドにシフトすることです。

あなたはどうして早く痩せたいのでしょうか?かわいい服を着たい、お洒落をしたい、好きな人とのデートがある、友人に綺麗・かわいいと思ってもらいたい、などたくさんの理由がありますね。太った今の自分の姿に耐えられない、なんてこともあるかしれません。

けれども、はっきり言います。あなたがこれからの一生、痩せた綺麗な身体を手に入れたいのであれば、短期でのダイエットは諦めた方がよいでしょう。”長期的に痩せる”ことがあなたの理想に近づくための近道なのです。

とはいえ、今すぐ痩せたい気持ちから抜け出すのは簡単ではありませんね。そこで”長期的に痩せるマインド”を持つための3つのポイントを紹介します。それは

  1. 今の自分を受け入れる
  2. 今この瞬間を楽しむ( ”痩せたら〇〇しよう” をやめる)
  3. 周りからの評価を気にせず自分を大切にする

です。一つひとつ解説していきます。

長期的、短期的

①今の自分を受け入れる

まず1つ目「今の自分を受け入れること」です。「細い=綺麗、かわいい」では決してないですが、今の時代を生きる中、このような固定観念から完全に抜け出すことは正直難しいです。

理想は細くてお腹に脂肪がついていない身体かもしれませんね。どんなに他人から今の状態でも綺麗だよと言われても信じられないかもしれません。

ですがあなたが今の自分の身体を醜いと憎悪すればする程、毎日あなたはストレスが溜まります。果たしてその状態で健康的に痩せていくことができるのでしょうか。

今の自分の身体は完璧ではないかもしれない、それは仕方がないかもしれません。

でも、まあしばらくはこの体型でもいいか、と見た目よりも自分の心の健康を優先してみてはどうでしょうか。幸せに毎日を過ごしていけること、それが一番大事なのではないでしょうか

余談ですが筆者は食べ過ぎて膨らんだお腹にペンで大きくニコちゃんマークを描いたことがあります(笑)。 今の体型では誰からも愛されない、そう感じているのであればなおさら、まずは自分自身をこれ以上いじめないで、認めて、愛してあげましょう。

自分を抱きしめる女性

②今この瞬間を楽しむ。”痩せたら〇〇しよう” をやめる

続いて、2つ目が「今この瞬間を楽しむ」です。ダイエット中の多くの人は、「痩せたら人に会おう」「痩せたらお洒落しよう」「痩せたら美味しいものを食べよう」など、”痩せたら〇〇しよう”という考えを持ちがちです。

なぜ全てを持ち越す必要があるのでしょうか。痩せないと人に会えないのですか?痩せないとお洒落もできないし、美味しいものを食べたらいけないのでしょうか。

今日からやりたいこと、全部やりましょう。ダイエット中は、なぜか楽しみを全て排除し、禁欲生活に入る人がいますが、それではストレスしか溜まりません。

自分の身体を太っている、醜いと思い過ぎると、この体型で外に出ること、人に見られること自体がすごく嫌な状態になってしまいます。だからこそ、この体型で人にあったら太ってると思われるんじゃないかと、好きな人に嫌われるんじゃないかと恐れているのだと思います。

既製品の服は多くの人の体型に合うようにと作られていますが、ブランドによっては作りが小さいこともあります。

残念ながらあなたが着たいと思う服は今入らないかもしれません(決してある服が入らない=あなたが太っている、わけではありません。単に服のサイズが合わないのです。)。

ですが世の中には今のあなたの体型でも、素敵に見せてくれる服がきっとあるはずです。無理して小さめの服を着ようとせずに、いかに自分が心地よく過ごせるのか、その上で好きだと思う服を着て、この瞬間から目一杯を楽しんでほしいです。

服だけでなく、メイクを楽しむ、髪の毛を巻いてみる、テンションの上がるアクセサリーを身に着けるなど、沢山のオシャレを楽しみましょう。今のままでももっと綺麗になることはできるのです。

まず今の自分を受け入れること、今の状態で楽しむこと、周りからの評価ではなく自分を大切にすること、が大切です。

もちろんお洒落だけでなく、行きたいところにいく、やりたいことをする、会いたい人に会う、なんでも自分のWillを実行していきましょう。

楽しむ女性達

③周りからの評価を気にせず自分を大切にする

今の自分を受け入れられないこと、今この瞬間を楽しめない、のはおそらく他人の周りの目を気にしているからだと思います。

仮に無人島で誰もいない環境に置かれた時に、それでもあなたは自分の体型が太っていると批判しますか?痩せたら〇〇しよう、という気持ちになるでしょうか。

周りから太っている、あなたのことが嫌い、と言われたとしても、あなたの価値は変わりません。あなたはいつでも唯一無二の存在です。そして人はさまざまな意見を持っているので、コントロールすることは不可能です。

また、太っているから、好きな人に好かれないのであれば、その人はあなたの外見しか見ていません。痩せたことである一瞬は楽しい時間を過ごせたとしても果たして長く続くのでしょうか。いつかは皆歳を取ります。どんなに綺麗で可愛い人も最後はしわくちゃになります。

筆者は幸いにもダイエットに苦しんでいた時期に、とある彼と付き合うことになりました。当時は過食をすることが多く、身体はむくみ、すごく太っていたので、自分は醜い存在だと思っていました。

しかし、その彼はどんなに太っていても、綺麗、かわいいと言ってくれたおかげで、徐々に自信を身につけお洒落も楽しめるように。結果的にダイエットをすることを忘れ、毎日を楽しく過ごすことができたので、過食も治っていきました。

今周りにそのような人がいない方も、それならば自分のことを大切にしましょう。周りからの意見は良いことだけを聞き入れればいいのです。そして、案外人はあなたのことを見ていません。皆自分の悩みで忙しいのです。自分を苦しめるのも救えるのもあなたの考え方次第です。

今日から周りの目なんて気にせずに、あなたの好きなように生きていきましょう。少し先になるかもしれませんが、その方がきっと素敵な人とも出会えるはずです。

OKマークを出す女性

まとめ

体重が減らないと焦ってしまいがちですが、実は健康的にダイエットを行なっている時こそ、体重は一直線上に減るのではなく、階段式に落ちていきます。停滞期は無理に食事を減らそうとせずに、いつも通りの食事を摂ることが大切です。

そして、もしあなたが少しの体重の変化にも一喜一憂する毎日を送っているのであれば、体重計に乗ることをやめてしまいましょう。それだけでストレスから解放されるはずです。

その上で、長期的に痩せるというマインドにシフトしていきましょう。女性の多くは、今すぐに痩せたい、と思ってしまいがちですが、あなたが痩せた健康的な身体を一生保ちたい、というのであれば、長期的に痩せることが結局は近道なのです。

今の自分を受け入れ、今この瞬間から楽しむこと、そして、周りからの評価を気にせず自分を大切にすること。これらを実行し毎日を過ごしていけば自然とあなたの体重は落ちていくことでしょう。

あなたは今のままで綺麗です。素敵な人生が送れるよう、応援しています。

Yucchimm
会社員ブロガー
無理なダイエットをやめて、毎日を楽しく過ごすことをモットーに日々過ごしてます。
全ての女性が心から美しくいれるようこれまでの経験から得た考えなどを発信しています。
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